ビルの谷間で暮らす、田舎の原付野郎

関東の日帰り原付ツーリングを中心に、バイク用品の感想や、マンションのプチ改造(断熱など)を記事にしています。

374.5km 日帰り原付ツーリング その③ 兵どもが夢の跡。織田信長の二男が愛した古都、甘楽町へ。

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群馬県の南側といえば、富岡製糸場が有名ですが、
その周辺にも、魅力的な街並みが広がっています。

今回は、街道からもちょっと外れた甘楽町を訪れました。
1615年織田信長の次男信雄による甘楽町小幡藩)の統治が始まり、以後8代152年にわたり織田氏の統治が続きました。ということで、織田氏ゆかりの土地なんですね。
織田氏が築いた大名庭園「楽山園(国指定名勝)」や「雄川堰(世界かんがい施設遺産)」、武家屋敷などが今でも保存されています。
ちょっと写真が下手で、雰囲気がうまく伝えられませんが、明治維新富岡製糸場からすぐの場所に、
こんなところが、という感じです。


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まずは町の中ほどにある案内所兼カフェにTDします。
田舎の家を訪れたような、安心感があります。

無料でお茶などを頂きながら、マップを確認。



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やはりここは国指定名勝、楽山園でしょう。
小幡藩二万石の藩邸に付属する群馬県内唯一の大名庭園です。織田氏により築庭され、複数の茶屋を設け、「庭園と茶事」が設けられているようです。
R17に時間を割いてしまったため、パンフレットをもらい、すぐ出発します。

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駐車場に到着。
工事車両が何台か止まっています。
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門構えが立派ですね。
入園料を支払います。

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300円ですね。
三館共通券もあったのですが、時間の関係でここだけです。

HPによれば、
もともと楽山園は、江戸時代初期に織田氏によって造られた小幡藩邸の庭園です。
池泉回遊式の借景庭園で、「戦国武将庭園」から「大名庭園」へと移行する過渡期の庭園と位置付けられ、京都の桂離宮と同じ特色があるそうです。(具体的に何かは分かりませんが)
図面では、2つの池を中心とした庭のようです。
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なるほど、確かに後ろの山を借景したジオラマです。
小山の上に茶屋があるので、行ってみることに。
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まちを一望する長めです。
これは気分がいいですね。
下から眺めてよし、上から眺めてよし、です。
もう一つの池に行ってみることに。
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池を一周して、今度は屋敷跡のほうへ。
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建物はありませんが、場所が記されています。
各部屋の大きさが分かる、ちょっとおもしろい表現です。

そして、空堀ですね。
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ブロ友さんである、しらさとさんのブログにはよく出てきます。
実物を見たのは初めてです。
城跡でもあるので、こういう防御施設が仕掛けてあるのですね。
町の中にも、食い違い道路など、その痕跡が残っていました。
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本来は、このような場所だったようですね。

しばし殿の気分で庭を散策したのち、いよいよ山越えです。

参考:
指定年月日   平成12年(2000)3月30日 国指定名勝
指定面積     23,437.33平方メートル
開園年月日   平成24年(2012)3月24日  
主な復元建築物
             梅の茶屋(平成17年度)、腰掛茶屋(平成17年度)、土橋・土塀・井戸(平成18年度)、
拾九間長屋(平成19年度)
             庭門(平成20年度)、北裏門・管理門(平成21年度)、
中門(平成22年度)

樹木数      高木 534本(アカマツ・イロハモミジ・ヤマザクラシラカシ・ウメほか)
             中低木 334本(ヤマツツジミツバツツジヤブコウジムラサキシキブシモツケほか)
             ボタン 23種39株
             シホウチク 327株
             草本類 13種825株(セキショウカキツバタオミナエシ・ニホンズイセン・ツワブキほか)