ビルの谷間で暮らす、田舎の原付野郎

関東の日帰り原付ツーリングを中心に、バイク用品の感想や、マンションのプチ改造(断熱など)を記事にしています。

パワーピュアになくて、シティグリップにあるもの。

スクーター専用タイヤ、その特性の違い

わたしのコマジェは、フロントがパワーピュア、リアがシティグリップを装着しています。
(その経緯はこちら)

その後、乗り心地と直進安定性に大満足!!なんだけど、

カーブでの特性変化が気になるように、なりました。




フロントのパワーピュアが2CTと呼ばれる構造のため、カーブで特性が変わるのは、理解できます。

【デュアル・コンパウンド・テクノロジー
○ センター部分には耐久性の高いラバー・コンパウンドをショルダー部にはグリップ力の高いラバー・コンパウンドを配置することでロングライフと安全性を両立しました。


でも、リアのシティグリップは同一の材質から作られているのに、なぜ特性変化が起きるように感じるのか?
不思議だったのですが、
風呂で鱧料理のことを考えていたら、ちょっと閃きました。
(鱧ってこんなんです。グロいのでリンクでどうぞ)

シティグリップはこんなんですが



 http://motorcycle.michelin.co.jp/extension/michelin_twowheel/design/michelin_twau/images/upload/pattern/CityGrip_b.png


ミシュランのHPによると、PSTと呼ばれる技術導入がなされているらしいです。

○ 新サイプ技術Progressive Sipe Technology (PST) により、ウェット路面やマンホール等での耐スリップ性能の向上を追求。 ○ 路面の水膜を除去する効果のあるサイプをグルーブ(主溝)と同じ深さまで刻むことで、摩耗による性能劣化を感じにくいパフォーマンスを発揮。 ○ 安全性に配慮し、通常よく使う中間バンク域で接地面のサイプの数が増えるようデザイン。



つまりこれは、刻まれたサイプが潰れて角が立ち、グリップを高めるということでしょう。

一方、包丁を入れた肉や魚が柔らかくなるように、タイヤサイドの領域が結果として柔らかくなっているのでは?

センターからサイドの、刻みの多い領域に移行する際に、特性変化が生じるはずで、
そこに荷重が乗ったとき、タイヤの表面に変形が生じ、それが倒れ込むような感覚につながっているのではないだろうか?

はたと気が付き、なるほど一つの材質でタイヤをこさえるとき、こうやって材質変化させればいいのか!!と、
勝手に理由をつなげてみました。

※ この回答は、ミシュラン様に伺ったものではありません。あくまでワタシの勝手気ままな想像です。