ビルの谷間で暮らす、田舎の原付野郎

関東の日帰り原付ツーリングを中心に、バイク用品の感想や、マンションのプチ改造(断熱など)を記事にしています。

梅雨前富士山一周、348km rs4 125 ツーリング(その1:バイクの自動運転って、こういうこと?)

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雪が積もった山頂と、赤い地肌、そして植生が登りだした緑と、3色の富士山をバックに。
アプリリア RS4 125の登板です。

さて、西日本の方のブログを拝見しますと、どうも梅雨入りが始まっているようですね。
そうなると、春と初夏の合間にある関東も、梅雨は間近に迫っている感じ。
ビルの合間を流れる空気も、湿気を帯びてきたような?

ということで、さよなら今年の新緑!な、富士山一周ツーリングにでかけることにしました。
以前も走ったコースですが、山中湖と本栖湖の空気は何度吸ってもフラボーノな感じです。
山間部を走るので、マジェスティ125とエイプ50はお留守番。

朝7時、妻と子供の朝食を作ります。子供は体育祭が近いため、朝が早く、ほぼ一緒に出る形で出発。
R293を南に向かいます。

都内を出てしばらくは流れますが、厚木市の前あたりで渋滞発生。
なかなか流れません。

道志道のほうに向かうと、そこはもう緑が豊かです。
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それだけでもう、ありがたい気分です。
宮ケ瀬湖に向かうと、
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空と湖の青さが、山間の緑をサンドイッチしています。

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その後道志道に入るのですが、
いきなり渋滞。。。ではないのですが、制限速度でキッチリとクルマが連なりだします。
あれあれどうしたのかな?トラックでもいるんかなと前を見ますが、
そんな大物は見当たりません。

3から4台先の車両が先導しているようですが、、、、
おっとカーブでは制限速度-20kmぐらいに落ちますよ?

。。。どうも、先頭はクルマじゃなくて、バイク。それも大排気量車です。
アメリカの大地を走っているCMや映画に、よく出てくるメーカーのものですね。

ライダーは、こらもうバチバチにキマっています。
こんな感じです。

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自分の後ろにも数台の車両がつながりだします。
アプリリアとはいえ、原付2種の非力なパワーに鞭打って、ちょっとズルして、先頭車両に接近。
カーブは、それはもう確実なライディング。教習所の中のようです。
背筋はピンとして、腕はガッチリハンドルを握り、頭は微動だにしません。
広大な荒野をどこまでも真っ直ぐに突き進む為
作られたマシンは
くねくねとした日本の原風景では手こずりそうな感じです

そこで思ったのですが、
最近、自動運転や車両転倒回避の技術開発が進んでいますが
お金のある方向けに、2輪のイージーライド、あるいは全自動運転での移動は、今後需要が高まるような気がします。
自分も含め、高齢ライダーも今後増えていくでしょうが、
筋力が落ちて、大型バイクは肉体的に重すぎる時も来るでしょう。
また、こういう方々が自由にもっとイメージ通りに走るのを補助できれば、2輪も門戸がさらに広がりそうです。

もちろん、これまで腕を磨いてきた方からすると、どーなんそれは?と思われるでしょう。
しかしまあ、オートバイのような嗜好品も、きっと楽さを求める人たちがいるでしょうし、
その意味で、ヤマハが大排気量車を中心にシリーズ展開を行うとともに、
転ばないバイクを開発しようとしているのは、リターンライダーやその先を見据えているんじゃないかと。
ホンダのDCTを使ったスクーター調バイクなども、そういう顧客がどの程度いるか、試している気がします。

なーんてことをつらつら考えているうちに、その大排気量車は沿道の日帰り温泉に左折していきました。
途端に流れが速くなり、ペースが上がります。

気温は19度。長袖Tシャツとメッシュジャケットじゃ寒いです。
寒さを紛らわすため、鼻歌を歌いながら、山中湖へ。
そこまで積んでいるフリースと上着は我慢です。

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