レビュー エアファイターコレクション21号 ミグ25 フォックスバット(MIG25RB)
視界の悪そうなコックピットも
全ては音速の3倍で飛ぶために。
マッハ3で飛ぶ唯一の戦闘機
エアファイター ミグ25が登場です
日本では
あの低空飛行で日本の防空網を抜いた
当時のソ連最新鋭戦闘機の亡命事件が有名ですね
軍事スリラーモノも真っ青展開です
一方で中東ではイラク空軍のミグ25と
イラン空軍のF-14が激戦を繰り広げていた事実も明らかになってきました
ファントムを軽々といなす機動性と速度を有するスーパーファイターと恐れられていましたが
実態はアメリカ本土から飛来する超音速爆撃機を高高度で迎撃する機体のため
燃費の悪い大推力エンジンと
大出力レーダーを搭載し
機動性や航続距離は二の次だったようで
運用条件は限られていたようですね
このエンジンノズルからも大パワーが伺えます
しかし実際はマッハ3で飛ぶと機体のあちこちが溶けて修理しないと飛べなかったそうで。。。
そうなると搭載していたミサイルは
シーカー等もダメになりそうですし
固形燃料なんか熱で勝手に発火しそうです
全備状態でマッハ3を出していたのか
わからないですね
イーグル等と並ぶ大型の機体ですが
フランカーの方が大柄なのが意外です
また二次元ノズルなどのデザインは手堅く、
ビジランティなどちょっと前の機体によく似ています
イーグルやトムキャット等の第四世代機とやはり世代の差を感じます
しかしソ連を代表する高性能機であることは
疑いもありません
高速を活かした偵察機型や大出力レーダーを生かしたAWACSなどに利用されるなど
活躍していたようです
ということでハンガーにまた一機、搬入されることになりました