誰も知らない小さな国への原付ツーリング3(佐藤さとる氏追憶記④)
尾根に出るルートは、駅のほうまでいったん戻り、別な道を登ります。
コマジェのスロットルはほぼ全開。R293を走っているときのようです。
途中、道が細くなり、マジェスティ125ではつらいかと不安になりましたが、
無事に尾根の頂上にたどり着きました。
三浦半島と、その先の千葉まで一望できます。
こちらは横浜方面。ベイブリッジが見えます。
当然、横須賀も一望です。
まちとむらを結ぶルート、というのが尾根道だったようですので、ここからみると、すべてがつながっているように見えます。
日没まで時間がありません。夕飯の買い出しと夕食準備を考えると、18:30には戻らなくては。
しかし空腹も来ました。よく考えたら、お昼はすっとばしたままです。
横須賀で評価の高い、天丼をいただくことにしました。
道を下って、横須賀に向かいます。
市役所のそば、天丼の岩松です。てんやより安いのでは?
めちゃくちゃ悩みましたが、岩松丼をいただくことに。
エビ2、烏賊、野菜、げそと玉ねぎのかき揚げと、どれもおいしいです。
かき揚げと野菜がイケてます。
ちなみに穴子は、高級料理亭で使うものと一緒なんだそうです。
岩松丼には入っていません。頼んでから、気づきました。
10分でいただきます。せわしないですが、うまいものはうまいです。
既に時間は16時を回っており、R16が混みだしたので
横浜環状2号線を使って帰路につきました。
横浜環状2号線を使って帰路につきました。
本当に10年ぶりに、コロボックル山(と思える場所)を探訪しましたが、
作者の方がなくなっても、場所は残る、というのが、なんだか不思議な感じでした。
「いつまでも静かで明るい国でいてくれ」
だれも知らない小さな国は、この言葉で締められています。
自分も、同じ言葉を、その場所に贈りたいと思います。