やきいもふじ(豪徳寺) 5種類 1.2㌔。 その違い。
さて、昨日のブログで、何人かの方から質問を頂きましたので、
感想などを。
まずは定番、鹿児島産、安納芋
焼くと糖度は40度に達するといわれており、ホクホクした食感と甘みがあります。
なんというんでしょう、「おいしい焼き芋」ってのは、こんな感じ、という味です。
迷ったらまずこれ、ってとこですね。
昭和63年に種子島島内で作られていた、おいしいさつまいもを集め、平成元年から鹿児島県農業開発総合センター熊毛支場で個体選抜を行い、平成10年に「安納紅」と「安納こがね」として品種登録されています。
次も鹿児島産、紅はるか。
皮から密がしたたり落ちています。
糖度は安納芋を超える50度。食べると安納芋が物足りなくなります。
しかし後味すっきり。ホクホクした感じが好きならこっちですね。
秋と冬で食感が違うようで、秋はホクホク、冬はねっとりだそうですが、これはホクホクかな。
そして鹿児島産のシルクスイート。
これは紅はるかをさらにしっとりさせた感じで、そのままもうサツマイモの洋菓子のようです。
水分が多く絹のようにしっとりなめらか。
個人的には、これが一押しです。
シルクスイートはカネコ種苗で開発されたサツマイモで、2012年から種苗の販売が開始されたばかりの新しい品種ですね。収穫した時と貯蔵して焼くのでは、食感が違うようですが、さすが専門店!!
もう粘質でぺったりした感じがたまりません。
次は変わり種。静岡産のハロウィンスイート。
カボチャとサツマイモのあいの子のような香りや食感です。
甘みは上の3つに比較すると控えめ。オレンジ色なのはβカロチンが非常に多いためのよう。
食感はホクホク系ですね。
これはバターと一緒に食べたらめちゃくちゃおいしいと思います。
あるいはマヨネーズでサラダ風など、洋風なのが合いますね。そのままより、ひと手間あったほうが光りそう。
ポリフェノールをふんだんに含んでいるため、こんな色になるんですね。
もともと甘さが控えめのため、菓子の材料として使われますが、
これは十分な甘さ。さっぱりとした感じです。
ただし、御三家的な(安納芋、紅はるか、シルクスイート)と比較すると、
あっさりしているので、洋菓子のあの感じを期待すると肩透かしを食らうかも。
これもまた、バターなどトッピングが合いそうです。あるいはクリームかな。
といった感じです。チョイスする際の参考にしてもらえればと思います。
さて、このやきいもの山、どうしたものでしょうか。
グラム数でいくと、250g × 5 = 1.25kg!!
けっこうな量です。
こまりました。飽きてきましたよ。
こういうものは、焼き立てがうまいと決まっているのですが。