レビュー 不人気?エリミネーター125に4000km乗って◎と欠点。
中古のエリミネーター125を
6.5万円で買って、手を入れ
4000kmほど乗りました。 (⇒現在9000km)
「原付ツーリング好きなら、
旅バイクの選択肢に入れて損はない」
と感じたバイクです。
【ここが◎】
◎ 高いハンドル位置や自然な足の置き場
厚みのあるシート、全てがイイ感じ。
◎ 見た目の大きさにも関わらず
車重が軽い+良好な足つきで、取回しが楽
◎ 長いホイールベースが生む直進安定性と、
13L燃料タンクによる400kmの航続距離
【ここが欠点?】
△ 登りで欲しいパワー(平地ならOK)
△ 軽いエンジンフィーリング。
(⇒15W-50で改善です)
【すぐ壊れたところ】
▲ゴム系劣化。
特に、購入後すぐフォークオイル漏れ
(外注、修理2.3万円)と
ウィンカーゴム劣化
【交換したパーツ】
・ タイヤ:ダンロップD404 +前チューブ
前90/90-17
後130/90-15
工賃込み1.9万円
【現在のトータル費用】
⇒本体+タイヤ+フォーク修理で10.7万円
最近、原付2種が着目されていて、
原チャでツーリング記事もよく拝見します。
(CT125の販売促進の一面も感じますが)
他方、価格も50万近くなりつつあり、
原付も、昔ほど気軽な乗物では無い気配が。
そんな中、一けた万円で購入できるこのバイクは、
「安く」「楽に」「遠くに行きたい」ヒトにとって、
ねらい目ではないかと思います。
(9000㎞乗ってみて、
ちょっとそこまででチョイ乗りでも、十分にイイ感じです)
まず、ポジションがイイ感じなんですよね。
・お尻の位置が低く、足つきがよいので安定感がある。
・手の位置が高く、姿勢が前屈みにならないので視界が良い
・厚みのあるシートで、座り心地がイイ。
アメリカンなら備えているこの特性。
座っただけで「オオ!」と気分がアガります。
以前新型Rebel250が出た手の頃、
座っただけで運転の楽しさと、快適さが感じられました。
REBELが売れているのは、
このファーストインプレッションも大きな要素ではと思いますし
エリミネーター125は、同じ血統を感じます。
出た時に青山ホンダに見に行った感想。
座るだけなのにすごい人気でした。
そして、チョイそこまで乗るだけでも、
このイイ感じ、十分に味わえます。
次はボディサイス。
エリミネーター125、
見た目は結構デカいです。
全長は2150㎜、
・REBEL250より5.5㎝大きい。
・なのに、132kgしかない車重。
PCX/PCX160と同じです。
(250ccエンジンのRebelは170kg)
他方、 最小回転半径2.5mですが
軽くてデカいボディを
足をペタペタとついて、
ゆっくり回ればOK
本当に取り回しは楽ちんです。
(足がつくってホント素晴らしい)
そしてこのボディの大きさが、
1470㎜のホイールベースに繋がります。
レブル250が1490㎜なので、
ほぼ同等なんですよ。
関東平野の空っ風の中、真っ直ぐ走るには
この長さが効きます。
(とはいえ、ステップを擦るぐらい
倒しこみもできるので、
男カワサキの片鱗も併せ持ちます)
なお、△でも書きましたが
エンジンは前期型で13ps、
後期で7.5psです。
ワタシの車両はキャブが戻されており、
体感で10馬力ちょっとな感じです。
それでも、
標準5速ギアと組み合わせれば、
それなりに活発です。
古い、パワーのないこのバイクでも、
流れに乗れるのは、
この5速が大きいと感じます。
加えて、燃料タンクが13リットルというのも
◎◎◎です。
燃費はだいたい35km/Lと、最新の原付2種には
見劣りしますが、
ワンタンクで、400km走れる車両は少ないです。
(ワタクシのブログを見ていただけると、
一日走ってだいたい、300km~400km。
最長でも500km+です)
一方、休日となれば、閉まるガソリンスタンドも多く、
山道を走るなら、ガソリン残量は結構重要です。
かつコロナ過ですので、
なるべく訪れた先に迷惑をかけたくないですし。
出がけに都内で燃料を入れておけば
日没すぎまで、あとはもう走るだけでOKです。
見た目だけで衝動的にヤフオクしてしまいましたが、
どうしてどうして、
長距離で疲れず、チョイ乗りでもポジションが楽しく、
そして軽いボディで取り回しが楽な、
ガタイの大きい「原チャ」としてみると、
今の原付2種にはない魅力あふれたバイクだと思います。
不人気で値段は安いですが、
新たな視点で
隠れたメリットを皆様と
そっと共有できれば幸いです。
エリミネーター125で、キャンプツーリング。
気分は上々です。
それではまた!!
その後のカスタムやリペア。
juliet-alpha808.hatenablog.com
追記:
安ウマ原付2種としてのライバルは、これじゃないかと思います。
甲乙つけがたい、こちらもいいマシンです。
追記2:
この格好で、乗っています。
ゴーグルとグローブのイエローを合わせているのが
お気に入りです。