レビュー ダイハツ 新型タフト(TAFT)に試乗。ショート・ハマーH3?。
【ここが良かった】
◎ H3ハマーをショート化したようなデザイン。なのにメッキモノがなくても映えるボディ
◎ 見切りの良さと踏んだらすっと出るエンジン。運転しやすい。
◎ 標準装備サンルーフの解放感。
【ここが良ければ。。。】
× 大径タイヤのいなしは今一歩。(ハスラーと同じくらいですが。。)
× 車内泊には工夫のいるシートアレンジ。(前席と一体でフルフラットにはならない)
× 後席の広さはそれなり。
期待のニューカマー。ダイハツ タフトに試乗してきましたよ。
試乗車、渋谷駅からちょっと離れたディーラーさんに、ありました。
さて、SUV全盛の今日この頃ですが、ワタクシの中では、やっぱりコイツが「ザ・SUV]
ハマー、H2とH3です。
軍用車両をモチーフに、カクカクしたボディと、押し出し感。
アメ車のトラックベースSUVなら、フロントガラスがちょっと小さくて、かつ立っているのがお約束じゃないでしょうか。
ジムニーもハスラーもありますが、どうもこういう形ではないんですよね。
日本の軽自動車は逆にフロントガラスを大きくとって、視界と車高を確保していますが、見た目はその分、チョロQに近くなっていきます。
そこでこのタフト!フロントガラスが立っていて、かつちっこい。
そしてボディはスクエアで、かつこのモールドは、ハマーH3をショート化したような
(え、ちょっと盛りすぎですか?)
このスタイルですよ。
((◎_◎) H3ハマーがショートになったみたいに、見えています)
早速ですが、運転席へ。
まず目に飛び込むのは、2眼メーターの間にある液晶ディスプレイ。様々な情報が並ぶほか、
衝突防止用のカメラがとらえた速度規制標識まで、表示されています。(画像認識、すごいですね)
ナビは9インチ。IPADと見まごうばかりの大きさと見やすさです。
ハンドルは自分のセンターにぴたりときます。(微妙にこないクルマもありまして。。。)
テレスコピックがついており、シートリフターとあわせ位置合わせの自由度は高いです。
ペダルも変に寄っていません。
視界はピラーが立っていて、かつ左右の端が良く見えます。空力と安全性の両立のため、ボンネットの先がどうなっているのか、勘に頼るクルマも多い中、これは運転しやすい。左右のミラーも大きめなので、全体的に取り回しはしやすい感じです。
さて、上を見ますと。。
おお、明るい。そして開けている!。
この日は曇りだったので、特にそう感じるのかもしれませんが、
フロントガラスが立っていて、かつ上下がないので、背の高い軽に乗りなれていたり、
ディーラーで脇に展示している「タント」なんかに乗っちゃうと、タフトは頭上が狭く感じると思います。(実際はそんなことはないと思いますが)
そこで!このサンルーフがあると、室内がパッと明るくなりますし、
後席の圧迫感も減少します。なかなかいいです。
アクセルを踏んでいきます。試乗車はNA+CVT。回転数がワッと高まってから、加速するかと思っていましたが。。
2名乗車でも出足はけっこう鋭いです。試乗なので速度を出せませんでしたが、ちょっとした加速ならこれでもいいカナ?と思わせる感じ。ターボならなお余裕、といったところでしょうか。
タイヤは165/65R15。ちょっと太くて大きいタイヤです。
アラフィフの皆さんなら、1トン1500cc4ドアセダンが、155/70R13ぐらいの時代ではないでしょうか。それからすると、軽にこのタイヤは大きくて重い感じですよね。
R32が16インチ、そしてホイールメーカーがそれ以上の大径ホイールを用意しだし、
その後普通車も、アルテッツァやアテンザあたりから、17インチや18インチの大径ホイールを履いても、まあ乗れる乗り心地になっていった時代を思い出しました。
試乗が終わって、内装をチェック。
まずは、気になっていた「室内フラット」できるのか?
惜しい!!リアシートがこれ以上倒れないので、頭は当たります。
あとは足を助手席下に置いて、上半身だけ横になるか、リアシートを倒して間に何か挟むか。
気を取り直して、リアまわりを。
まずは荷室を。
パンパーからフラットになるのは、荷物を入れる時便利ですね。
ボードの下には物入が。
後席に座ってみます。
足元は広く、全席との間にも余裕があります。
一方、座面が短く、背もたれの高さもミニマムな感じです。ここもハマーH3に似ています。
(お尻を一番後ろにつけて座ってみるの図。膝が前にあるのが分かりますでしょうか?)
シートアレンジは、左右独立したワンフォールディング機能つき。
外装に戻ります。
目を引くサンルーフの後ろにルーフレール。
こういう演出も、アメ車意識しているように思います。
3か所にアタッチメントをとりつけられそうです。(ボート等を積むときは、けっこう大変かもしれません)
スクエアですっきりした後ろ姿。何かに似てるとおもいきや。
やっぱりこれですかね。
ということで期待の新星、タフトです。チビ・ハマーH3のようなこの車両、
退職後のアシ候補に、虎視眈々と動向を伺う今日この頃です。
それではまた!